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飯島 暁人
Email:rest7jp@yahoo.co.jp

  IT先進国アメリカではアフィリエイトプログラムはすでに定着した一般参加型ビジネスモデルです。定着している理由に広告主が拠出する広告宣伝費が10兆円をすでに越え、雑誌媒体全体の額を越えようとしています。そのような環境でスーパーアフィリエイターとは月に1千万円以上を稼ぐアフィリエイターをいいます。アメリカに次ぐ経済大国日本でもアフィリエイトプログラムが広告主から今以上に認められることにより、1千万円以上を稼ぐスーパーアフィリエイター達が続々と誕生することは間違いありません。日本のアフィリエイターの動向を的確に記述した 「CNET Japan」 の記事を紹介します。
スーパーアフィリエイターの実態 【CNET Japan 2005/02/18 21:05 から引用】


「私はこうして月30万円を稼いだ」 (スーパーアフィリエイターの実態)
− 藤本京子(CNET Japan編集部) −

 1963年生まれ。千葉県在住。夫、子供2人、義父との5人家族。ハンドルネームは「KAKO」。これが月に30万円以上をアフィリエイトで稼いでいる主婦の姿だ。アフィリエイトサービスプロバイダのリンクシェアが2月17日に開催したプレスセミナーにKAKO氏が登場、スーパーアフィリエイターとなった経緯を説明した。

 KAKO氏が運営するサイトは、主婦などの女性をターゲットとする「ぷっち・も〜る」。生活雑貨やキッチン雑貨を中心に、化粧品、ダイエット商品、ファッショングッズなどを掲載し、ECサイトへと導いている。2003年9月にオープンした当初のアクセス数は1日50弱だったというが、2004年2月に約600となり、現在では1日約3000のアクセスがあるという。

■スーパーアフィリエイターのKAKO氏

 実はkabo氏は、ぷっち・も〜るを開設する前にすでにアフィリエイトを始めていた。だが、最初は広告バナーを貼るだけで、ほとんどクリックされなかったという。「サイトのコンテンツに溶け込んでいないものは全くクリックされない」と実感した同氏は、自分の好きな商品を紹介するネットショップ的なサイトを作ろうと決意、2カ月かけてぷっち・も〜るを完成させた。当初kabo氏が目標としていたアフィリエイトでの獲得コミッション額は、月5万円。この数字は2004年1月に達成した。その後順調にコミッションが増加し、現在は30万円を突破したという。


 同サイト運営にあたってkabo氏が気をつけていることは、「訪問者を迷子にさせないナビゲーションにすること」「できるだけ商品情報を的確に伝えるよう、わかりやすい画像を使うこと」「ひとつの商品でも複数のショップを探し、値段、送料、対応などを検討した上で掲載すること」などだ。「商品の写真を単に並べるだけでは意味がない」というkabo氏は、1ページにつき1商品、1ページ1テーマなど、ターゲットを絞り、自分の言葉で商品を説明しているという。また、リンク先のショップも常にチェックし、リンク切れはないか、売り切れ商品がないかなどを確認して無駄なページを残さないようにすることはもちろん、実際に物品を購入するのはリンク先となるため、リンク先のナビゲーションや評判の善し悪しも確認し、物品購入率の向上に努めているという。

 ほかにもkabo氏は、検索ワードをチェックして訪問者の嗜好を知り、商品の入れ替えや追加を常時行っている。また、雑誌やテレビ、インターネットなど、あらゆるメディアを活用して商品情報を入手し、新しい商品の発掘や売れ筋商品の確認を行っているという。

 そんなkabo氏の現在の生活パターンは、「毎朝3時〜4時に起床、6時まではショップからのお知らせメールやお客様からの問い合わせへの返信など、メールチェックを行う。6時からは朝食の準備、家族が出かけて家事が終了した10時頃から、商品の追加や入れ替え、新ページの作成など更新作業を行う。子供が帰宅する午後2時〜3時頃に作業終了」となっている。作業を行うのは週3日〜4日、家族のいる週末や祝日の作業は行わないという。主婦業とアフィリエイト業がうまく両立している状況だ。

 このようにアフィリエイトプログラムは、個人が時間や場所に縛られることなくコミッションを得られるとして注目を浴びている。一方で企業側にとっても、アフィリエイトは無視できない存在となっている。リンクシェア・ジャパン 代表取締役社長の花崎茂晴氏は、「成功報酬型のプログラムのため、企業は優れた費用対効果を期待することができる。また、アフィリエイター経由でECサイトに顧客を導くことで、これまで想定していなかったコアユーザー以外の顧客獲得につながる」と述べ、アフィリエイトプログラムを導入する企業が増加している理由を語る。「上新電機はネットの売上の35%がアフィリエイト経由となっているなど、想定以上の効果を認識している企業も数多い」(花崎氏)

 米BizRateによるオンラインショッピングの動向調査によると、以前は「直接ECサイトへ行って指名買い」をする消費者が多かったが、過去17カ月間で「ショッピング比較サイトなどのアグリゲーター経由で購買する」パターンが上回ったという。日本でも同様の動きが浸透しつつあると花崎氏は見ており、リンクシェアの2004年1月〜12月の取扱額が350億円で、前年比77%の増加になったと述べた。



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